今さら聞けない「ふるさと納税」のしくみとは?

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ふるさと納税とは

日本の税制の一つで、個人が自分の故郷や応援したい自治体に寄付を行うことができる制度です。
寄付を行うと、寄付額の一部が所得税や住民税から控除される上、自治体から返礼品として特産品やサービスを受け取ることができるのが特徴です。
この制度の目的は、地域活性化と税収の分散です。 (2024年10月現在)

ふるさと納税の仕組み

  1. 寄付先の選択: 自分の出身地に限らず、全国の自治体に寄付ができます。
    寄付先の自治体は、寄付者が自由に選ぶことができ、特定の目的(災害支援や地域開発など)を支援するために寄付することもできます。
  2. 返礼品: 寄付をすると、多くの自治体が感謝の気持ちとして返礼品を提供しています。
    返礼品は、地域の特産品(例:米、肉、果物、海産物、工芸品など)や体験型サービス旅行券など、自治体ごとに様々です。
  3. 税金の控除: ふるさと納税を行った金額のうち、自己負担額2,000円を除いた部分が、所得税や住民税から控除されます。
    控除される金額には、年収や家族構成に応じた限度額が設定されていますが、その限度額以内であれば大部分の金額が控除されます。

ふるさと納税ニッポン!

ふるさと納税のメリット

ふるさと納税を利用する側にとっての主なメリットは以下の通りです。

  1. 税金の控除: 自己負担額の2,000円を除き、寄付した金額がほぼ全額税金から控除されるため、実質的なコストを抑えて寄付が可能です。
  2. 返礼品がもらえる: 寄付を通じて、地域の特産品やサービスを受け取れるため、応援したい地域の魅力を体感できます。これは「お得」としての要素が強く、利用者が増えている要因の一つです。
  3. 好きな地域を支援できる: 自分が住んでいる場所以外にも、思い入れのある地域や応援したい地方自治体を支援でき、社会貢献を身近に感じることができます。
  4. 確定申告が簡便化: 「ワンストップ特例制度」を利用すると、確定申告を行わずに税金の控除を受けることができます。これは、寄付先が5自治体以内の場合に適用され、寄付をした後に自治体に書類を提出するだけで手続きが完了します。

ふるさと納税ニッポン!

利用時の注意点

  1. 控除額の上限: 年収や家族構成によって控除の上限額が変わるため、自分の限度額を把握する必要があります。上限を超えて寄付すると、超過分は控除されず、自己負担が増えることになります。
  2. 返礼品の選びすぎに注意: 返礼品を目的に多くの寄付を行うと、最終的に自己負担額が増える可能性があります。税金の控除を前提にしつつも、自分の限度額を確認しながら利用することが重要です。

ふるさと納税は、節税効果を享受しつつ地域の応援もできる非常にユニークな制度です。

ふるさと納税の控除額の上限は、主に年収と家族構成(独身、夫婦、子供の有無など)によって異なります。以下に、目安として年収別・家族構成別のふるさと納税の上限額を表にまとめます。↓
*なお、これはあくまで目安であり、実際の控除額は細かい条件により異なる可能性があります。

ふるさと納税の上限額目安(年間)

年収(税込)独身または共働き夫婦(配偶者控除なし)夫婦(配偶者控除あり)夫婦+子1人(16歳未満)夫婦+子2人(16歳未満)
300万円約28,000円約19,000円約26,000円約20,000円約14,000円
400万円約42,000円約33,000円約35,000円約29,000円約24,000円
500万円約61,000円約52,000円約49,000円約43,000円約38,000円
600万円約77,000円約69,000円約61,000円約57,000円約50,000円
700万円約109,000円約101,000円約73,000円約69,000円約63,000円
800万円約127,000円約118,000円約85,000円約81,000円約75,000円
900万円約146,000円約136,000円約97,000円約93,000円約87,000円
1000万円約166,000円約156,000円約109,000円約105,000円約99,000円
1200万円約208,000円約198,000円約133,000円約129,000円約122,000円
1500万円約270,000円約261,000円約167,000円約163,000円約157,000円
2024年 概算

表の見方 ↑

  • 独身または共働き: 配偶者控除がない場合の上限額です。
  • 夫婦(配偶者控除なし): 配偶者がいるが、配偶者控除を受けていない場合の上限額です(配偶者が高所得である場合など)。
  • 夫婦(配偶者控除あり): 配偶者が所得の少ない場合で、配偶者控除を受けている場合の上限額です。
  • 子供の数による変化: 16歳未満の子供がいる場合、家族構成によって控除額が変動します。子供が増えるほど税額控除の上限がやや低くなります。


上限額の計算方法

上記の表はあくまで概算です。
正確な上限額を知りたい場合は、各種シミュレーションツール(多くのふるさと納税サイトで提供されています)を利用するか、税理士や専門家に相談することをオススメします。



ふるさと納税ニッポン!